書誌情報

学校では教えてくれないお金の話

金子哲雄
学校では教えてくれないお金の話

「お金って何?」「モノの値段はどう決まる?」「お金がなくても幸せに暮らせる方法」「一番もうかる職業は」…… など知っておきたいお金のあれこれを話題の流通ジャーナリストが楽しく伝授!

ISBN:978-4-309-61668-1
定価1,260円(税込)

アンナ流 親子ゲンカはガチでいけ!

土屋アンナ
アンナ流 親子ゲンカはガチでいけ!

「本音でぶつかれば、絆は絶対強くなる!」常に激しかった土屋家の親子ゲンカから、学校、仕事、友だちのことまで。二児の母でもある著者が、人間関係に悩むすべての人に喝を入れる一冊!

ISBN:978-4-309-61667-4
定価1,260円(税込)

世界一やさしい精神科の本

斎藤環/山登敬之
世界一やさしい精神科の本

ひきこもり、発達障害、トラウマ、拒食症、うつ……心のケアの第一歩に、悩み相談の手引きに、そしてなにより、自分自身を知るために――。一家に一冊、はじめての「使える精神医学」。

ISBN:978-4-309-61666-7
定価1,260円(税込)

ボクたちに殺されるいのち

小林照幸
ボクたちに殺されるいのち

ペットの命は人間の命よりも軽いのですか? 年間28万匹の犬猫がボクたちの都合で殺されています。今こそ、「いやされる」「かわいい」の裏側に目を向けよう。

ISBN:978-4-309-61665-0
定価1,260円(税込)

ロボットとの付き合い方、おしえます。

瀬名秀明
ロボットとの付き合い方、おしえます。

ロボットは現実と空想の世界が螺旋階段のように共に発展を遂げた、科学技術分野でも珍しい存在。宇宙探査から介護の現場、認知発達ロボティクス……ロボットを知り、人間の未来を考える一冊。

ISBN:978-4-309-61664-3
定価1,260円(税込)

動物の死は、かなしい?

あべ弘士
動物の死は、かなしい?

ラクダにかまれ、ゾウを看取り、オオカミの夫婦愛の強さに言葉を失う。動物たちはこんなにも生々しい。『あらしのよるに』の絵本作家が、動物たちの命の尊さを本音で語る。動物好きは必読!

ISBN:978-4-309-61663-6
定価1,260円(税込)

幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア

田中優
幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア

街頭募金、空缶拾いなどの身近な活動や海外援助……これってホントに役に立ってるの? そこには小さな誤解やカン違いが潜んでいるかも。“いいこと”したその先に何があるのか考えてみよう。

ISBN:978-4-309-61662-9
定価1,260円(税込)

アイデアはどこからやってくる?

岩井俊雄
アイデアはどこからやってくる?

きらめく発想は、こうして生まれる! 縦に開く斬新な絵本『100かいだてのいえ』や、光と音を奏でる楽器『TENORI-ON』など、誰も思いつかなかったアイデアを次々と生み出すメディアアーティストが、その秘密を大公開。

ISBN:978-4-309-61661-2
定価1,260円(税込)

君が地球を守る必要はありません

武田邦彦
君が地球を守る必要はありません

今、君の友達に、環境のせいで体を悪くしている人はいますか? いないはずです。実は、僕らの住む地球って危なくないんです。学校じゃ学べない、これからの環境を生き抜くための教科書。

ISBN:978-4-309-61660-5
定価1,260円(税込)

なぜ人は宗教にハマるのか

島田裕巳
なぜ人は宗教にハマるのか

学校、習い事、家庭内……意外と身近なところにある宗教について知っ ていますか? 『1Q84』などをもとに、気鋭の学者が「宗教を信 じる気持ち」を解説! 客観的に宗教を考える力をつけるために。

ISBN:978-4-309-61659-9
定価1,260円(税込)

暴力はいけないことだと誰もがいうけれど

萱野稔人
暴力はいけないことだと誰もがいうけれど

みな、暴力はいけないというのになぜ暴力はなくならないのか。そんな疑問から見えてくる国家、社会の本質と正しいつきあい方。善意だけでは渡っていけ世界の本当の姿教えます。

ISBN:978-4-309-61656-8
定価1,260円(税込)

人生他力本願 ――誰かに頼りながら生きる49の方法

上島竜兵
人生他力本願

「自分の力だけでは、どうにもなりません」「主役になれなくったって大丈夫!」永遠の子分肌、ダチョウ倶楽部・上島竜兵が伝授する、49年の人生で学んだ49の頼りっぱなし世渡り術!

表紙イラスト:ダチョウ倶楽部リーダー・肥後克広
ISBN:978-4-309-61658-2
定価1,260円(税込)

差別をしよう!

ホーキング青山
差別をしよう!

友達に嫌われないための平等なんておかしい。だったら、差別して差別されて、そこから個性を探せばイイ。身体障害者芸人が、自ら浴びてきた視線を跳ね返す差別のススメ。ビートたけし推薦!

ISBN:978-4-309-61657-5
定価1,260円(税込)

神さまってなに?

森達也
神さまってなに?

神さまお願い! 誰もが一度は思ったことがあるはずだ。でも、神さまって本当にいるの? 世界の宗教の歴史や現状を踏まえ、その謎に迫る。宗教とは、信じるとは何かを考えてみよう。

ISBN:978-4-309-61646-9
定価1,260円(税込)

さよなら紛争

伊勢崎賢治
さよなら紛争

平和をもっと広告せよ!! 利用される少年兵、悲惨な虐殺、国家の破綻。
アジア、アフリカなどの泥沼化した現場で紛争解決を指揮してきた著者による、新しい平和構築法。

ISBN:978-4-309-61655-1
定価1,260円(税込)

受験国語が君を救う!

石原千秋
受験国語が君を救う!

世の中は受験国語のようにできている! 入試問題作成の表も裏も知り尽くした著者が、単に点をとる技術だけでなく、これからの人生に役立つ、受験国語の解き方・考え方を伝授する。

ISBN:978-4-309-61654-4
定価1,260円(税込)

勝てる読書

豊崎由美
勝てる読書

負けず嫌いのあなたへ捧げます。親に、先生に、友達に、そして何より自分に勝つためには……?ユニークなテーマ別に選ばれた、今読むべき本が満載の、かつて類を見ないピリ辛ブックガイド。「文藝」人気連載がついに単行本化。

ISBN:978-4-309-61652-0
定価1,260円(税込)

あした選挙へ行くまえに

池上彰
あした選挙へ行くまえに

「衆議院・参議院はどうちがう?」「二世議員はなぜ多い?」「マニフェストと公約のちがいは?」など、その1票を投じる前に知っておきたいことが全てこの1冊に。政治家の税金のムダづかいを防ぐため、候補者をかしこく見抜こう!

ISBN:978-4-309-61651-3
定価1,260円(税込)

ちょい大人力検定――子ども以上大人未満の人間関係講座

石原壮一郎
ちょい大人力検定――子ども以上大人未満の人間関係講座

友だち、先生、親とじょうずにつきあうコツを学べ! 大人力で人気の石原壮一郎先生が悩みや迷いが多い“ちょい大人”の世渡り術を伝授。日常の“ピンチ”を乗り切るテクニックが身につく61問。

ISBN:978-4-309-61650-6
定価1,260円(税込)

復讐プランナー

あさのあつこ
復讐プランナー

クラスメイトから執拗ないじめを受ける雄哉の前に現れた先輩。「復讐計画を立ててみればいい。復讐。仕返しのことだよ」。物騒なセリフに誘われ、ひそかにチームは集い、ゆっくりと動き出した--。あさのあつこが描くいじめの現場。書きおろし小説!

ISBN:978-4-309-61649-0
定価1,260円(税込)

みえない未来相談室。 すきなコトを仕事にする方法

k.m.p.(なかがわみどり/ムラマツエリコ)
みえない未来相談室。 すきなコトを仕事にする方法

読みやすいコミック形式で、「大人になるって?」「仕事をするって?」という疑問に答える一冊。悩みながらも手探りで自分たちのスタイルを確立してきた著者が、10代の頃を振り返りながらその答えを探る。

ISBN:978-4-309-61648-3
定価1,260円(税込)

女子の国はいつも内戦

辛酸なめ子
女子の国はいつも内戦

永遠に、女子の敵は女子。敵だらけのジャングルの中でどうすれば生きられる? 大人になっても気の抜けない女子の殺伐とした実態とサバイバル実践方法をなめ子お姉様がお教えします。

ISBN:978-4-309-61647-6
定価1,260円(税込)

不肖・宮嶋 メディアのウソ、教えたる!

宮嶋茂樹
不肖・宮嶋 メディアのウソ、教えたる!

その情報は、100%真実か? イラク戦争、スマトラ島沖地震、オウム事件など、数々の危険な現場の第一線を渡り歩いてきた報道カメラマンによる、ほんまもんの情報との付き合い方。これが現場のホンネじゃ!

ISBN:978-4-309-61645-2
定価1,260円(税込)

どうして君は友だちがいないのか

橋下徹
どうして君は友だちがいないのか

「親友」はかけ引きでゲットせよ! 上っ面のトモダチなんて、もううんざり!そんな君にも「一生モノのキズナ」が見つかる裏ワザがここに。プロ級テクニックでズルいくらいかんぺきな友情を築け。そうすれば、すべての人間関係がうまくいく。

ISBN:978-4-309-61644-5
定価1,260円(税込)

「占い脳」でかしこく生きる

鏡リュウジ
「占い脳」でかしこく生きる

「占いはアテにならない」って言われて納得してない? でも、占いを使える脳=「占い脳」こそ自分の頭で考える力を得る鍵!「今日も最下位……」と落ち込むあなた。不安な毎日はもう終わり!

ISBN:978-4-309-61641-4
定価1,260円(税込)

民族の壁どついたる! ~在日コリアンとのつき合い方~

井筒和幸
民族の壁どついたる! ~在日コリアンとのつき合い方~

にがい歴史も全部知ろう。 同じ人間なのに、なぜ殺し合ったりするの? 試験には出ない韓国、北朝鮮との問題から、世界中の人たちと仲良くする方法を考える。監督の新作「パッチギ! LOVE & PEACE」5月19日全国公開と同時に緊急発売!

ISBN:978-4-309-61642-1
定価1,260円(税込)

右翼と左翼はどうちがう?

雨宮処凛
右翼と左翼はどうちがう?

ウヨクとサヨク、求めているのはどちらも平和な社会なのに、仲良くできないのはなぜ? 両方の活動を経験した著者が、学校では教わらない右翼・左翼のテロ、革命の歴史や現状をとことんかみ砕く!  現役活動家への取材も収録。

ISBN:978-4-309-61643-8
定価1,260円(税込)

14歳の世渡り術

今週の名言

2007.12.28

【今週の名言】今年最後の更新

2007年最後の更新はハルマサ編集長とっておき、年末年始に心にとめておきたい名言です。
みなさん、どうぞよいお年を。
来年もこのブログでお会いしましょう。
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すぐそこに死が待っているというのに、寝ていられるだろうか?

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最近出たマイク・デイヴィスの『自動車爆弾の歴史』のエピグラフ(巻頭の引用句)で、「チェチェン人の戒め」の言葉だそうです。
昨日のパキスタンの惨劇は遠い彼方の話ではありません。人を死においやるのは自動車爆弾だけではないということは、このお悩み相談でも何度か書いてきましたね。でも本当は正月くらいは寝てすごせるといいのですが、それもとても恵まれた人だけの話になりました。みなさん、来年も生き延びますよう。

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今週の名言

2007.12.19

【今週の名言】偉大な友だちの死におくる言葉から

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天国と地獄はほんの紙一重しか離れていない。

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これは20世紀後半を代表する芸術家アンディ・ウォーホールの死に際しての友人ジョン・リチャードソンの追悼のことばの結びです。ポップアートの創始者として都会的でクールな人間のように思われがちなウォーホールですが、実はカトリックの熱心な信者で、誰にも知られないようにこっそりホームレスへのボランティアもしていたそうです。その最後の作品にこめられたメッセージがこの言葉だとリチャードソンは言います。不思議だけど、何かがわかるような気がしませんか。
最近出た『友よ 弔辞という詩』からとりました。

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今週の名言

2007.12.12

【今週の名言】写真家の残した言葉から

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「春吉君、世の中に悪い人はいません。悲しい人がいるだけです。春吉が大きくなってから考えてください」
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これは去年、亡くなった渡辺克巳さんという著名な写真家が1997年に30年間にわたる写真を集めた本を刊行した際に息子さんに残した言葉だそうです。渡辺さんは「流しの写真家」として新宿の男たち、またバーやキャバレーの女性たちをとり続けました。
そこでの多くの人々との出会いから生まれた言葉なのでしょうか。
これからいつか、ひどい目にあわされた時、この言葉を思い出してください。
(ハルマサ編集長)

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今週の名言

2007.12.05

【今週の名言】話題のアニメの原作から

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「この先おまえはたくさんのバカに出会うだろう。そいつらに傷つけられたら、自分にこう言うんだ。こんなことをするのは愚かな奴だからって。そうすれば仕返しをしなくてすむ。恨みや復讐ほど最悪なことはないんだから」
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これはアニメも話題の『ペルセポリス』の一節で、原理主義化するイランを逃れてオーストリアに旅立つ前夜、お祖母さんが主人公の少女に与えたことばです。イランとか亡命とか知らなくても、この言葉は皆さんに重く響くはずです。
この『ペルセポリス』も少女の激動の半生を自伝的に描いたおすすめの本です。マンガですし読みやすいですよ。

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今週の名言

2007.11.27

【今週の名言】ブレヒトの言葉から

14際の世渡り術公式ブログは、本日の更新で100回目のエントリです。皆様、応援どうもありがとうございます! 記念すべき本日は【今週の名言】をお届けします。今日の言葉は14歳のみなさんにはちょっと難しいかもしれませんが、未来のために、覚えておきたい言葉です。じっくり味わってみてください。
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「考えるとは変えることだ。あるひとりの人間を考えるとき、私はその人間を変えるのです。」
ブレヒト
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20世紀の劇作家・詩人であったブレヒトは深い知恵にみちた言葉を多く残しています。これはコイナさん(もちろんブレヒトの創作です)という「考える人」の言葉を集めた『コイナさん談義』(「ブレヒトの小説」)の一節です。ちょっと難しいですね。でもよーく味わってみましょう。何かがわかった気がしてきます。
(ハルマサ編集長)

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今週の名言

2007.11.20

【今週の名言】実在の画家の言葉から

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敗北を知らなかった者は生を知らない。
(ブラン・ヴァン・ヴェルデ)

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この言葉を覚えておくと、いつかかならずあなたを励ますでしょう。
その生涯のなかばまで無名の貧乏画家としてすごしたブラン・ヴァン・ヴェルデは50歳になってベケットに評価されてようやく注目されました。これはラポルトの『探求』という本からの孫引きですが、ラポルトがそこで引いている『ベケットとヴァン・ヴェルデ』という本も訳されています。きびしく美しい真実のことばがこれ以外にもいくつもつまった本です。もうひとつ引きましょう。
「最悪のものを受け入れる限りにおいてしか、人が言うべきなにかを持つことはない」。
(ハルマサ編集長)

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今週の名言

2007.11.14

【今週の名言】『灯台守の話』より

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「生まれるって不幸なことなの?」
「生まれてきたことを悔いちゃならん。そうでなくとも人生はあっという間に過ぎちまうんだ」
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10代のあなたには人生は、はてもなく長いきびしい冬のように見えていませんか。そして自分を生んだ親を恨んだりしてませんか。でも大丈夫。きびしいことに変わりはありませんが、そのうち、時間だけはどんどんはやくなっていきます。
ここでひいたのはジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』の中の、不思議な灯台守の老人と灯台守見習い中の女の子がかわす対話の一節です。これは本当に素敵な小説なので、ぜひ読んでみてください。こんな心にのこるフレーズがたくさん出てきます。

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今週の名言

2007.11.06

【今日の名言】今日の名言はあたらしい映画から

「先がどうなるかかは分からないし、その時になればわかることです。」
(オタール・イオセリアーニ)
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「スタジオボイス」という雑誌(12月号)にのっているもうすぐ公開される『ここに幸あり』という映画監督のインタビューの最後のフレーズです。その前には「煙草を吸いながらお酒を飲みながらの人生を続けてみましょう」とあります。ちょっと顰蹙ですか。でもみんな、先のことを気にしすぎているように思えませんか。そもそも先がますますわからなくなってきた時代ですし、「その時」までは自分に甘くてもいいんじゃないのかな。
(ハルマサ編集長)

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今週の名言

2007.10.30

【今週の一冊】須賀敦子全集第3巻

須賀敦子さんは若くしてイタリアへ渡り、そこの男性と結婚しました。その夫の母親からある日、こう言われたそうです。

「ひとりの人を理解するためには、すくなくとも1トンの塩をいっしょに舐めなければだめなのよ」(『須賀敦子全集第3巻』収録「塩1トンの読書」より)

須賀さんはこの言葉から本とのつきあい方を展開していくのですが、これだけでも充分、味わい深いことばです。みんな、友だちとわかりあったり、好きな人のことを思うのを、甘い砂糖や、せいぜい一粒の唐辛子くらいにしか考えていませんか。それでちょっと苦くなると、幻滅したり喧嘩したりしてませんか。塩はそんなに一度に使えません。それが1トンですからね。そんな気が遠くなるような時間と努力への覚悟なしに人のことをわかったつもりになってはいけない、とこの言葉は教えてくれます。
(ハルマサ編集長)

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今週の名言

2007.10.23

【今日の名言】

いつの日も生まれるに良き日であり、いつの日も死に逝くに良き日である。
ロンカーリ

これはハンナ・アレントという人が書いた『暗い時代の人々』の「アンジェロ・ジュゼッペ・ロンカーリ」の章の末尾にひかれています。これはローマ皇王だった彼が死の床で書いた言葉だそうです。素敵でしょ。朝、起きたら口ずさんでみましょう。

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今週の名言

2007.10.16

【今日の名言】絶望したときこそ

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この神なき時代には人は快活でなければならない。これは義務というものです。沈みゆく「タイタニック号」の甲板では、船の楽団が最後まで演奏をつづけました。こうして人は絶望の根を奪うのです。

ヤノーホ『カフカとの対話』(ちくま文庫)
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この世界はひとつの「タイタニック号」です。
そんなところでこそユーモアを忘れないことです。カフカの作品は暗いけど。それをカフカは笑いながら朗読したそうです。これからいろいろつらいこと出会った時、このことばを思い出してください。
(ハルマサ編集長)

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今週の名言

2007.10.10

またまた新コーナー始まります!

本日も更新は新しいコーナーです。今まで、皆さんのお悩みに応える形で本を紹介してきましたが、今回は心に残る名言と、それにまつわる本をご紹介していきたく思います。
「座右の銘」とは、人生の指針になるような言葉という意味で、著名な人も、それぞれそんな言葉を持っていることをインタビューなどで答えているのを目にします。このコーナーで皆さんも、そんな一言、そして素敵な本に出会えますように。こちらも紹介者はハルマサ編集長です。

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世に蔓延する「悩みごと」は、大きく二つに分けることができる。一つはどうでもよいこと、もう一つはどうにもならぬことである。そして、両者は苦しむだけ損であるという点で変わりはない。
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これは最近、話題の森見登美彦の小説『有頂天家族』から見つけました。この数ヶ月、皆さんの相談をうけてきましたが、結局、この一言に尽きるかもしれません。でも損でも苦しまなければならないのが、この世の逃げようのない現実のようです。
(ハルマサ編集長)

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