既刊情報 一覧

101人が選ぶ「とっておきの言葉」

101人が選ぶ「とっておきの言葉」

小説家、俳優、タレント、スポーツ選手、企業家、学者等様々な分野で活躍する101人が選ぶ多種多様なとっておきの言葉。なぜその言葉を選んだのかというコメントも色んな思いがあり必読。

ISBN:978-4-309-61706-0
定価1,404円(税込)

14歳の世渡り術編集部編

正しい目玉焼きの作り方

正しい目玉焼きの作り方

風邪のときに作るおかゆがマズイ、服を洗濯でダメにした、穴のあいたくつ下をはいている……そんな人のために、洗濯・料理・片付けと掃除・裁縫の基本のきを学ぶための一冊。目指せ、生活力のある大人!

ISBN:978-4-309-61705-3
定価1,404円(税込)

森下えみこイラスト

イラストマンガ家。女性の共感を呼ぶコミックエッセイが人気。『私の敬語正しいと思っていたけれど。』『キャベツのせん切り、できますか?』『私のテーブルマナー本当に大丈夫?』など。

監修 井出杏海/クライ・ムキ/木村由依/毎田祥子

宇宙を仕事にしよう!

宇宙を仕事にしよう!

宇宙にかかわる仕事って、宇宙飛行士以外に何があるの? 専門的な学校に通わないと入れないの? 宇宙を夢見る人たちの疑問に、先輩たちが自身の経験をもとにリアルに答えます。

ISBN:978-4-309-61704-6
定価1,404円(税込)

村沢譲

青山学院大学卒業。ライター。宇宙作家クラブ会員。映画「宇宙兄弟」や「オデッセイ」の設定や解説を担当。主な著作に『世界一わかりやすいロケットのはなし』『日の丸ロケッツ』『月への招待状』などがある。

昆虫たちの世渡り術

昆虫たちの世渡り術

奴隷をこき使うサムライアリ、子育てはアリ任せのシジミチョウ、求愛にプレゼントは欠かさないオドリバエ……生態系の下位にいる昆虫たちが、熾烈な世界で生き抜くユニークな生存戦略を伝授!

ISBN:978-4-309-61703-9
定価1,404円(税込)

海野和男

1947年生。昆虫写真家。東京農工大学の日高敏隆研究室で昆虫行動学を学び、アジアやアメリカの熱帯雨林地域で昆虫の擬態を長年撮影する。日本自然科学写真協会会長、日本動物行動学会会員、日本写真家協会会員。

学校では教えてくれない ゆかいな日本語

学校では教えてくれない ゆかいな日本語

普段使っている日本語、単なるコミュニケーションの道具だと思ったら大まちがい。遊び心に満ちた、ゆかいで、たのしいその世界を知って、言語の達人になろう。

ISBN:978-4-309-61702-2
定価1,404円(税込)

今野真二

1958年生まれ。清泉女子大学教授。日本語学専攻。『辞書をよむ』『漢字からみた日本語の歴史』『百年前の日本語』『かなづかいの歴史』『振仮名の歴史』など著書多数。

生命の始まりを探して 僕は生物学者になった

生命の始まりを探して 僕は生物学者になった

深海、砂漠、北極&南極、地底、そして宇宙へ……“生物学界のインディ・ジョーンズ”こと長沼センセイが、極限環境で出会ったフシギな生物の姿を通して「生命とは何か?」に迫る!

ISBN:978-4-309-61701-5
定価1,404円(税込)

長沼毅

1961年生。生物学者、広島大学大学院生物圏科学研究科教授。筑波大学大学院生物科学研究科博士過程修了。専門は極限環境の生物学、生物海洋学。著書に『形態の生命誌』『死なないやつら』等多数、テレビでも活躍。

マンガがあるじゃないか

マンガがあるじゃないか

全国の中高生へ、本当に面白い、とっておきの名作・傑作・衝撃作を教えます。木皿泉、ヤマザキマリ、宮田俊哉(Kis-My-Ft2)、佐渡島庸平、オカリナ(おかずクラブ)、高野秀行etc.

薦めるマンガガイドの決定版! さあ広大なマンガの荒野へ!

ISBN:978-4-309-61700-8
定価1,404円(税込)

河出書房新社編集部 編

著者
木皿泉/光浦靖子/ヤマザキマリ/坂東巳之助/みなもと太郎/吉川浩満/荻原規子/辛酸なめ子/オカリナ(おかずクラブ)/中野京子/中条省平/佐渡島庸平/香山リカ/春風亭一之輔/サンキュータツオ/ヨシダナギ/細谷佳正/長尾謙一郎/佐藤克文/宮田俊哉(Kis-My-Ft2)/永江朗/高野秀行/水島裕/西智子/飲茶/大橋智之/奥平邦彦/蒼井ブルー/宇野常寛

聞く力 話す力 インタビュー術入門

聞く力 話す力 インタビュー術入門

沢尻エリカ、玉三郎、カストロ議長…テレビ報道に携わって30年、千人を超える人々にインタビューしてきた名キャスターが実例を挙げながら贈る、人の心をひらく聞き方・話し方のヒント。

ISBN:978-4-309-61699-5
定価1,404円(税込)

松原 耕二

1960年山口県生まれ。「筑紫哲也NEWS23」「報道特集」のディレクターなどを経て、「ニュースの森」「NEWS23X」のメインキャスターをつとめる。現在、「週刊報道LIFE」のメインキャスター。

14歳からの宇宙論

14歳からの宇宙論

宇宙はいつ、どのように始まったのか? この先は? もう一つ別の宇宙がある?……最先端の科学によって次々と明らかにされた宇宙の姿を、世界をリードする物理学者がやさしく紐とく。

ISBN:978-4-309-61698-8
定価1,404円(税込)

佐藤 勝彦

1945年生。京都大学理学部物理学科卒。同博士課程修了、理学博士。自然科学研究機構長。専攻は宇宙論・宇宙物理学。主著に『インフレーション宇宙論』『宇宙論入門』『眠れなくなる宇宙のはなし』他多数。

発信力の育てかた

発信力の育てかた

ツイッター、ブログ、YouTube……これからは一人一人が発信者=ジャーナリストになる時代だ! 不特定多数の人に「伝える」ための基本がすぐに身につく、新時代の教科書。

ISBN:978-4-309-61697-1
定価1,404円(税込)

外岡 秀俊

1953年札幌市生まれ。76年、東大在学中に書いた『北帰行』で第13回文藝賞を受賞。現在、中原清一郎名義で小説家として、外岡秀俊名義でジャーナリストとして活躍。最新小説として『カノン』がある。

生き延びるための作文教室

生き延びるための作文教室

作文とはウソを書くことである! 学校では教えられない、ふつうでない作文のすすめ。個性的である必要はない。個性的に「見える」方法を教えよう。いつまでみんなと同じこと書いてるの?

ISBN:978-4-309-61696-4
定価1,404円(税込)

石原 千秋

1955年生まれ。早稲田大学教育学部・総合科学学術院教授(日本近代文学)。『読者はどこにいるのか』『受験国語が君を救う!』『教養としての大学受験国語』『『こころ』で読みなおす漱石文学』など。

14歳からの戦争のリアル

14歳からの戦争のリアル

実際、戦争へ行くってどういうことなの? 第二次大戦経験者、イラク帰還兵、戦場ボランティア、紛争解決人、韓国兵役拒否亡命者、元自衛隊員、出稼ぎ労働経験者にきく、戦争のリアル。

ISBN:978-4-309-61695-7
定価1,404円(税込)

雨宮 処凛

1975年生まれ。作家・活動家。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。以降、プレカリアート問題を中心に執筆。『右翼と左翼はどうちがう?』『14歳からの原発問題』等、著書多数。

世界を平和にするためのささやかな提案

世界を平和にするためのささやかな提案

いま、「世界を平和にする」ためになにができるのか? 22人が提案する、平和のためのアイデア。黒柳徹子、伊勢崎賢治、中川翔子、加古里子、最果タヒ、木村草太、春香クリスティーンetc.

ISBN:978-4-309-61694-0
定価1,296円(税込)

黒柳徹子/徳永進/中川翔子/永江朗/伊勢崎賢治/木村草太/香山リカ/ヨシタケシンスケ/田中優/島田裕巳/小島慶子/春香クリスティーン/辛酸なめ子/竹内薫/最果タヒ/山本敏晴/山極寿一/上坂すみれ/文月悠光/サヘル・ローズ/池澤春菜/加古里子

よのなかを変える技術

よのなかを変える技術』

君の絶望はよのなかを変える希望だ――この世界では必ず誰か困ってる。それは彼らが「よのなかの仕組み」から外れているから。困難を解決するための、一番やさしいソーシャルデザイン入門。

ISBN:978-4-309-61693-3
定価1,404円(税込)

今 一生

ライター、編集者。著書に、『ソーシャルデザイン50の方法』『日本一醜い親への手紙』『家を捨てよ、街へ出よう』『完全家出マニュアル』ほか多数。近年では全国で「社会起業支援サミット」を無料開催している。

夏目漱石、読んじゃえば?

夏目漱石、読んじゃえば?』

漱石って文豪と言われているけど面白いの? どう読めばいいの? そもそも小説の面白さって何? 奥泉光が全く新しい読み方、伝授します。香日ゆらによる漱石案内漫画付き。

ISBN:978-4-309-61692-6
定価1,404円(税込)

奥泉 光

1956年山形県生まれ。1986年に『地の鳥 天の魚群』でデビュー。1993年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、1994年『石の来歴』で芥川賞、2009年『神器』で野間文芸賞を受賞。

香日 ゆら

はじめての聖書

はじめての聖書

羊、クリスマス、十字架から、ノア、モーセ、イエス、罪、愛、最後の審判……聖書の重要ポイントをきわめて平易に説き直す。若い人びとへ送る、ほんものの聖書を読むための「予告編」。

ISBN:978-4-309-61691-9
定価1,404円(税込)

橋爪 大三郎

1948年、神奈川県生まれ。社会学者。『はじめての構造主義』、『世界がわかる宗教社会学入門』、『世界は宗教で動いてる』、『ふしぎなキリスト教』(共著)、『ゆかいな仏教』(共著)など著書多数。

世界の見方が変わる「数学」入門

世界の見方が変わる「数学」入門

地球の大きさはどうやって測ったの? 小数点って? 円周率? …小学校でも教わらなかった素朴な問いをやさしく紐解き、驚きに満ちた数の世界へご案内! 数学アレルギーだって治るかも。

ISBN:978-4-309-61690-2
定価1,404円(税込)

桜井 進

1968年生。サイエンスナビゲーター。東京工業大学理学部数学科、同大大学院卒業。在学中から予備校講師として活躍、数学や物理を楽しく生徒へ伝える。著書に『感動する!数学』『面白くて眠れなくなる数学』他。

真夜中のディズニーで考えた働く幸せ

真夜中のディズニーで考えた働く幸せ

落ち続けた入社試験、お客がいない夜のパークでの業務……。ベストセラー『ディズニーそうじの神様』の著者自らが、実際にディズニーで働きながら学んだ「仕事」と「人生」の意味を綴る。

ISBN:978-4-309-61688-9
定価1,404円(税込)

鎌田 洋

東京ディズニーランドオープンに伴い、初代ナイトカストーディアル(夜間清掃部門)・トレーナー兼スーパーバイザーに就任。その後、スタッフの指導・育成に携わったのち、'99年、ヴィジョナリー・ジャパン設立。

生き抜くための整体

生き抜くための整体

力を発揮したい時こそ、深い呼吸で力を抜こう。生きるのがグッと楽になる。自分の癖やしぐさを観察し、心のコンディションを整える方法を解説。身体と心をフワッとゆるめるメソッドも満載!

ISBN:978-4-309-61689-6
定価1,404円(税込)

片山 洋次郎

1950年生まれ。東京大学教養学部中退。現在、気響会整体道場を主宰。「野口整体」の思想に触発されながら独自の整体法の技術を創り上げた。身体の現場から「身も心もチョット楽になる方法」を提言している。

「がんばらない」人生相談

「がんばらない」人生相談

「人間はなんのために生きているのですか?」――お金儲けや競争社会、クダラヌ大人の誘惑に、まっすぐすくすくまき込まれないためのまわり道。人生になやむ中高生へおくる指南書。

ISBN:978-4-309-61686-5
定価1,296円(税込)

ひろ さちや

1936年、大阪生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒。同大学院印度哲学専攻博士課程中退。今では仏教、インド思想の研究、執筆で活動。主著に『仏教の歴史』『親鸞』『「狂い」のすすめ』『「善人」のやめ方』など。

じぶんリセット

じぶんリセット

平凡でつまらない毎日をちょっと面白くする方法。「もしも、○○だったら……」と空想しながら、日常の「あたり前」をリセットすると、今まで気づかなかった新しい価値が見えてくる!

ISBN:978-4-309-61687-2
定価1,296円(税込)

小山 薫堂

放送作家。脚本家。東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科長。1964年、熊本県天草市生まれ。脚本を手がけた映画『おくりびと』でアカデミー賞外国語部門賞を受賞。「くまモン」の生みの親でもある。

14歳からわかる生命倫理

14歳からわかる生命倫理

尊厳死、出生前診断、代理出産、臓器移植、デザイナーベビー……進歩し続ける医療を前に「命の格差」が広がっています。誰もが向き合うことになる「命」を巡る問題をイチから読み解く1冊。

ISBN:978-4-309-61685-8
定価1,296円(税込)

雨宮 処凛

1975年生まれ。作家・活動家。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。以降、プレカリアート問題を中心に執筆。『右翼と左翼はどうちがう?』『14歳からの原発問題』等、著書多数。

ちゃんとわかる消費税

ちゃんとわかる消費税

8%に増税される消費税。政治家のウソ、黙りこむマスコミ、増税を活用する大企業、増える滞納額……弱者を見捨てるこの税のしくみと問題点を正しく理解し、今こそイチから学び直す。

ISBN:978-4-309-61684-1
定価1,296円(税込)

斎藤 貴男

1958年東京生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学大学院修了。『機会不平等』『ルポ改憲潮流』『消費税のカラクリ』『「東京電力」研究 排除の系譜』等、著者多数。

偽善のすすめ

偽善のすすめ

人間の行う善は、すべて偽善だ。ならば、気が向いた時だけ善行をしよう。偽善者になろう!大切なのは、動機や気持ちではなく結果なのだから。歴史を踏まえ、本当の倫理とは何かを考える。

ISBN:978-4-309-61683-4
定価1,296円(税込)

パオロ・マッツァリーノ

イタリア生まれの戯作者。日本文化に造詣が深い。公式プロフィールにはイタリアン大学日本文化研究科卒とあるが大学自体の存在が未確認。著書に『反社会学講座』(ちくま文庫)、『つっこみ力』(ちくま新書)など。

医者になりたい君へ

医者になりたい君へ

14歳の夏に医者になろうと思い、日本初の難手術「バチスタ手術」を成功、世界の一線に立つ心臓外科医が医療と人々の姿、夢と現実、医学の可能性を綴る。命の最前線で見えたものとは――。

ISBN:978-4-309-61682-7
定価1,296円(税込)

須磨 久善

大阪医科大学卒業。須磨ハートクリニック院長、順天堂大学客員教授。世界初の胃大網動脈を用いた冠動脈バイパス手術や日本初のバチスタ手術を成功させ、ドラマ「医龍」「チームバチスタの栄光」等の監修も務める。

特別授業 “死”について話そう

特別授業 “死”について話そう

死について、何を学び、これから先をどう生きるのか――。いじめや自殺など、思春期を迎え、生きることの難しさに直面する10代に向けて、全18教科、豪華教授陣が誌上特別授業を開講。

ISBN:978-4-309-61681-0
定価1,296円(税込)

和合亮一/佐々涼子/島田裕巳/角幡唯介/森川すいめい/伊沢正名/川口有美子/畑正憲/酒井順子/園子温/元村有希子/最果タヒ/中森明夫/本郷和人/湯山玲子/佐治晴夫/遠藤秀紀/徳永進

戦後日本史の考え方・学び方

戦後日本史の考え方・学び方

占領、55年体制、高度経済成長、バブル、沖縄や在日コリアンから見た戦後、そして今――これだけは知っておきたい重要ポイントを熱血レクチャー。未来を生きる人のための新しい歴史入門。

ISBN:978-4-309-61680-3
定価1,296円(税込)

成田 龍一

1951年、大阪市生まれ。日本女子大学人間社会学部教授(近現代日本史)。『近現代日本史と歴史学』『「戦争経験」の戦後史』『大正デモクラシー』『〈歴史〉はいかに語られるか』など。

学校では教えてくれない 人生を変える音楽

学校では教えてくれない 人生を変える音楽

時に励まし、時に癒し、時には人生をも変える力を持つ「音楽」。作家、学者、音楽家、アイドル、芸人……26名が薦める音楽ガイド。

ISBN:978-4-309-61679-7
定価1,296円(税込)

又吉直樹/宮下奈都 /みうらじゅん/小路幸也/乙武洋匡/松井咲子(AKB48)/西研/山田ズーニー/町田康/辛酸なめ子/高嶋ちさ子/林丹丹/浦沢直樹/柴田元幸/池辺晋一郎/池谷裕二/桜井進/遠藤秀紀/本川達雄/清塚信也/角田光代/雨宮処凛/小手鞠るい/近藤良平/大崎善生/今日マチ子

自分はバカかもしれないと思ったときに読む本

自分はバカかもしれないと思ったときに読む本

バカはこうしてつくられる! 人気サイエンス作家が、バカをこじらせないための秘訣を伝授。アタマをやわらかくする思考問題付き。

ISBN:978-4-309-61678-0
定価1,296円(税込)

竹内薫

1960年、東京都生まれ。サイエンス作家。科学評論、エッセイ、講演などを幅広くこなす。NHK「サイエンスZERO」ナビゲーター、フジテレビ系「たけしのコマ大数学科」解説などテレビでも活躍中。著書多数。

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みんな14歳だった の記事一覧

2013.08.02

結婚式でカットされた、14歳あたりの記憶

いわゆるちゃんとした結婚式へ出向くと、スライドショーで新郎新婦の思い出フォトアルバムを流す場合が多い。2年前からさかのぼること5〜6年間の写真が一切ないのは前の彼女と同棲していたからなのだが、それを指摘してはいけない。

先日、中高時代(中高一貫だった)の親友が挙式を挙げた。今回もスライドショーが始まる。写真にはキャプションがついており、小学校の運動会の写真には、「いっくら走ってもいっつもビリだったね」とあり、親戚のテーブルで大きな笑いが起こっている。
さて、次は中高時代、どの写真を出してくるのかと、中高時代の友人たちで占められたテーブルが身構える。

「大学時代ではバンド活動に熱中! ロックンロール!」
「バンド仲間と明け方まで語り合いました」
「家族みんなでベトナムへ。おばあちゃんは初の海外旅行!」

沈黙の我がテーブル。
一斉に新郎席を見やると、新郎は小さく手を合わせて頭を下げている。
なるほどそうか、我々との6年間はオフィシャルな場には出せない「秘史」なのか。

……でも次第に、なんだかそれが、誇らしいことに思えてきた。
中学時代、彼はテニス部だった。
したたる汗や甘酸っぱい恋などとは無縁だった。
雨の日、顧問の先生がいなくなったのを見計らって上半身裸でヘッドスライディングを繰り返していたら近くに止まっていたスモークフィルム付きのワゴンから顧問が出てきた話は、彼のテッパンだ。
こちらはサッカー部の控えキーパー、その座すら後輩に奪われてからは「今日は雨が降りそうだから」等のふざけた理由で日々の練習をさぼっていた。練習についていけなくなった彼と一緒に、校庭を見下ろして、悪口ばかり言っていた。

そんな彼は高校に入ると、アメフト部へ入部する。アメフト部は花形で、練習がきついことで有名だった。その決断を聞き、「おまえには無理」と仲間内で散々突っ込んだ。アメフト部の連中は通常の学校生活にまで〝アメフト魂〟を持ち込む面倒臭さがあって、ロッカーにしまっておけばいいはずのヘルメットをわざわざ机の横にかけたりして、「オレはアメフト部だぞ」と周囲へ見せつけていた。彼も同様にヘルメットを机の横にかけ始めた。彼のことが、嫌いになりかけた。

数ヶ月すると、彼はアメフト部を辞めた。練習についていけなくなったのだ。我々は、釈放された受刑者を刑務所の門に迎えにいくかのように、「おつとめ、ごくろうさま」と彼を受け入れた。そのときの彼は、本当にうれしそうだった。

このあたりのことを新婦が知っているのかどうか、分からない。だけども、最初の新婦挨拶で「バンドをやってる姿に惹かれ……」とか言っていたから、「秘史」のままになっている可能性が高い。でも、彼の魅力は、こっちなんだと頼まれてもないのに訴える。「無理してアメフト部に入って早々と辞める」、その愛おしさ。それを彼女に伝えたいのだけれど、説明をしようとすれば、彼は「言うな」と遮るだろう。だから、ここに書いておく。それで、今度会ったとき、これを見せるのだ。アメフト部から早々に帰還した彼こそ、彼なのであります。(T田)

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2013.06.17

見習い

はじめまして。
今月から「14歳の世渡り術」編集部に入ることになったT・Sです。
先月までは何をしていたかというと、営業の仕事をしていました。営業といってもいろいろありますが、わたしがやっていたのは、会社でつくった本を本屋さんへ持っていき、その本をお店でどうやって並べるかを本屋の店員さんと一緒に考える仕事です。
今月からは今までと違う、新しい仕事(編集の仕事)をすることになり、こうしてみなさんへむけたブログを書いています。
新しい仕事なので、今までやったことのない仕事ばかりです。先輩のやり方を見て、とにかく新しいことをおぼえていく、それが今のわたしです。やったことがないから人のやり方を見て習う、つまり見習いです。
習うとは、教わること、学ぶこと、慣れること、と辞書に書いてあります。何かをするにあたり、人に教わり、やり方を学び、それをしている人々(会社の先輩もいれば、それ以外の人、取引先や著者と呼ばれている人がいます)の間にいることに慣れる。それが見習いです。
14歳のみなさんも、大人から教わり、学校で勉強を学び、この社会のしくみに慣れるという点で、見習いのようなものかもしれません。この社会をつくっている人々の間にいることに慣れるために、大人たちから色んなことを教わります。みなさんが見習っている相手である大人たち。その大人たちがつくる社会に、みなさんが大人になった時にうまく入れるよう、みなさんは学校や社会で日々いろんなことを習っているのだと思います。みなさんが着ている制服、それは見習いであることのしるしです。自動車でいえば、若葉マークのようなものでしょうか。
見習いであるということは、まだ一人前ではないということです。なので見方によっては、一人前の人々(大人であったり、わたしの場合は新しい仕事の先輩たち)がつくっているこの社会の外にいるといえるでしょう。一人前の人々がつくるこの社会の中にいずれ入るために、大人たちは色んなやり方で、色んなことをみなさんに教えます(わたしも日々色んなことを教わっています)。
ところで、わたしも見習いであるからといって、おなじ見習いであるみなさんの気持ちが分かるわけではありません。なぜならわたしとあなたは他人同士だからです。社会というのは他人同士の集まりで、他人の心をのぞきこむことはできないから(のぞきこめれば、わざわざ時間をかけて習う必要などありません)、多くの人々が心を満たすことができそうな方法をとりあえずみんなで決めて(そのなかでも満たされない人は必ず何人かいる、ということを忘れてはいけません)、そうした決まりごとに自分の心を合わせるところです。新しい仕事の見習いであるわたしの場合は、先輩の心をのぞくことはできないから、先輩の仕事を見てできるだけ学んで、新しい仕事のいろんな決まりごとに自分のやり方を合わせます。しかし、何でもそうですが、やり方は人の数だけあります。前の仕事(営業)でも、色んな人が、それぞれのやり方をしていました。つまり、誰もがやるべきこれと決まったやり方があるわけではありませんでした。
「一人前の大人」たちの社会でも、正しいやり方はありません。「きっと正しい」と思ってやっていたやり方が、「やっぱりまちがっていた」やり方になることだってあります。そんな時に、その「やっぱりまちがっていた」やり方に対して「新たな正しいやり方」をぶつける人もいれば、なかには「一人前の大人たちの社会」に背をむけて(またはむけざるをえなくなって)社会の外に出る人もいます。
14歳の頃の自分を思いだすと、何かをするにあたってのやり方など気にしていなかったような気がします。やり方を知らないことなど気にせず、とにかく無鉄砲にやってみる、というのは見習いの楽しみかもしれません。
また、当時から今をふりかえると、その間に社会についてみなさんのまだ知らないことをたくさん知ったと思いますが、逆に今見習いであるみなさんの知っていることをわたしは知りません。それどころか自分が14歳の頃、社会をどう見ていたか、思い出そうとしてもなかなか思い出せないのは、当時と今とで社会に対する自分の居場所がちがうからかもしれません。どうやら社会の中からの景色と、外からの景色は大きく違うようです。そしてそのどちらが良いか、わたしにはわかりません。
いずれにせよ、いまだ見習いであるわたしは、まだ何をするにも先輩を頼ってしまうことのもどかしさや、早く独り立ちできるようになりたいという気分もふくめて、今日も見習いの楽しみを存分にあじわい、見習いから見た景色をできるだけおぼえておこうと思っています。
(T・S)

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2013.01.24

勉強する場所

センター試験が終わり、大学受験、高校受験…と、いよいよ本番!という方も多いのではないでしょうか。

子どもの頃、自分の部屋をもらえなかった私は、ずーっと茶の間で勉強をしていました。小学校のときの宿題はまだしも、中学・高校のテスト勉強も、大学受験も。

親はテレビを見て笑っているし、猫は駆け回って遊んでいるし(ひとりっ子だったので兄弟の邪魔はありませんでしたが)、当時は、なんとまぁ劣悪な環境だろうと思っていました。

ですが。
私が大人になってから「リビングで勉強するといい」という見解もあるらしいことを発見。最近ではあえてそうしているご家庭も多いのだとか。リビング用の勉強机なども販売されていたり、リビングで勉強することを前提とした建築設計もあったりするようです。 ウチは流行先取りだったんですね!
…って、家が狭かっただけですけど…。
リビングというより…畳部屋の“茶の間”だったし…。


ちょっと調べてみました。

・家族の声が聞こえることの安心感で集中できる。
・親が子どもの勉強を見ることができる。「ここまでできたら、そのあと、お父さんと一緒に遊ぼう。だから、あと少し、頑張れー」などと励ますことができる。「計算、早いね」「丁寧に字をかくんだね」とほめることで、勉強が好きになる。
・テレビを見ていて分からないことが出てきたらすぐに調べられるように、図鑑や辞書をリビングに置くなど、アカデミックな環境を。
・リビングの広いテーブルなら、勉強道具や資料を広げやすい。
・自分の部屋ではゲームやほかのことに気を取られてかえって集中できない。

!!!!!
不思議なくらいに、自分の経験とあてはまりません。
両親は私にお構いなしでテレビを見ていましたし、勉強関連でほめてもらった覚えも、教えてもらった覚えもないです。「アカデミックな環境」(!)とはほど遠い状況でした。


結論。
どっちでも大丈夫! と無責任なことを言ってみます。
参考にならなくてすみません。

それでは、ラストスパートのみなさん、体調管理だけにはお気を付けて!

(編集H)

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2012.12.03

うちには暖房もありません(16歳 女)

タイトルのような相談が寄せられていたら、まず虐待、貧困を原因として思い浮かべるか、戦前、飢饉の影響がダイレクトに生活に響くような時代の話かと想像されるかもしれませんが、私が高校生のときの実話です。およそ、10~15年前。
あたたかい地域でもなく、むしろ盆地で底冷えがする、年に二度はドカ雪も降る普通の片田舎でしたが、県内の公立高校にはどこも等しく暖房設備が皆無。
理由はさまざま囁かれていましたが、(県の教育委員会が暖房設置申請をしたとき知事と喧嘩していて「あいつにそんな贅沢なものはいらん!」とはねつけたとか)もう昔のことすぎて真実は藪の中。ですが地域民放で知事が「県民の質問なんでも答えます!」という番組に出演したとき、まさに現役高校生のファクスで(←同級生発信でした)「県内の公立高校に暖房がないのはなぜですか?」と生放送で突っ込まれて、唸り声を出したまま沈黙を保ったことは忘れられません。
ローカルルールは激化していき、そんな環境なのに「室内での制服以外の着用を禁ずる」という生徒手帳にも書かれていない不文律が強制されており、上にコートやセーター等着ようものなら教師から即呼び出し。普通は小学校から流行が拡大するインフルエンザはたいてい公立高校から発生し、冬じゅう学内をグルグル回っていたものです。
が、そんな環境でも人は慣れます。
不満たらたらだった新入生は後輩が厚手のタイツを履いているだけで眉をひそめ、唯一暖房のある職員室と保健室に行くだけで裏切り者扱いするような怖い上級生と成長していきました。
押し付けられたルールの正当不当を考えるより、環境に適合していったほうがいいものね、と思いつつなんとも釈然としない思いでした。

現在のその高校はというと、私が卒業して数年後に暖房が設置されたそうです。
理由は、冷房を設置したから。
冷房があるのに暖房がないのはいかにもひどい、ということになったらしいのですが、じゃあどっちもなかった我々はなんだったの。
ちなみに「換気をしなかったらどれだけ空気が悪くなるか」という実験が行われたこともありました。そして受験生がインフルエンザで大量離脱。
ほんと、なんだったの。
と、いま呆然とするようなことに慣れてはいけなかったなーと反省する今日この頃です。

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2012.09.10

旧友にはかなわない!

先日、仕事で大変お世話になっているM先生が、私の地元・新潟でのお仕事があるというので、私はまったく関係ないのに見学に伺いました。
新幹線で新潟駅へ向かい、そこからさらに各駅停車で50分、そして降り立った無人駅に何とかタクシーを呼び、20分ほど。……ようやく会場に着きました。
M先生の話とデモンストレーションに参加者の皆さんは真剣な表情。地元テレビ局の取材も入り、主催者によると「大盛況でした」とのこと。新潟にM先生が来てくれるなんて、地元民としてもうれしい…と私も胸が熱くなりました。

さて、翌日。
せっかく我が地元・新潟にM先生がいらしたので、どこかにご案内したい! しかし、私はペーパードライバー(新潟観光に車は必須です)。そこで助っ人を頼みました。中2、3年のときの同級生に「今日のごはんは全部おごるから!」と言って。

M先生が好きな音楽(こっそりブログから仕入れた情報です)を車内にかけてもらい、ホテルにお迎えに。どこそこに行って○○を見て、××を食べてから△△にいって、海岸沿いを走って○○に行って、それからそれから……。
とにかく1日中彼女には運転手に徹してもらったのです。

私ももう30を超え、一端の社会人のつもりです。M先生ともお仕事をさせていただいている立派な社会人なのです!
でも、旧友にしてみたらあの頃の私のままなんですよね…。
「(チラっと私を見て)ちゃんと働いてますか?」とか保護者みたいなことを言いだす始末。
あわあわ!!働いてるってば!
M先生はニコニコしながら「もちろん~」と気を遣ってくださいましたが。
そのあとも「A(私のこと)は、すっごい音痴で~音楽のテストのときに~~」とか。「Aの寝相が~~」とか。
関係ないじゃない、音痴とかさ、社会人になったら関係ないじゃない…? 寝相なんてお仕事相手の方は知らなくてもいいことなんじゃないのかな…、ね?
お仕事でとってもお世話になっている先生だって、あたし昨日伝えたよね?ね??
余計なことを言われないかドキドキしつつも、シーサイドをドライブ!

ちなみに、M先生とは知りあってまだ1年も経っていないのですが、とても楽しくお仕事をさせていただいています。
そんなお仕事のお付き合いがはじまり立てのM先生と、そろそろ付き合い20年になりそうな旧友。無理やりっちゃあ無理やりな組み合わせだったので、セッティングした身としては心配だったのですが、お二人の人柄もあって楽しく過ごせました。

そして、帰りの新幹線でM先生に「楽しかった~。なーんか2人のやり取りがおもしろかった~。学生時代の友だちっていいよね」と言っていただきました。

ありがとうS野!
でも、私も頑張って働いているからね(音痴だけど)!!
もう大人だから(寝相は相変わらずだけど)!

どうぞ皆さんも地元のお友だちは大切に。
久しぶりに顔をあわせても、あのときの続きみたいに遊べるのって、やっぱりいいですね。

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