2015.08.25
クレマチスの丘コンサートを終えて
西島です。8月ももうすぐ終わり。残暑ですね。
DJまほうつかいのピアノアルバム『Last Summer』リリースと、それに関連してのコンサートもろもろ(自称ツアー【DJまほうつかいの夏休み】)無事終了しました。本当を言うとアルバムのための音源はとっくに完成していたから、むしろクレマチスの丘コンサートに合わせてHEADZよりアルバムをリリースしたわけですが。
CONCERT / EXHIBITION DJまほうつかい(西島大介)「すべてがちょっとずつ優しい世界」と題されたコンサートは、ヴァンジ彫刻庭園美術館の広大なスペースを使ってのものでした。音響的な考えの元設計されたわけではない美術館内でしたが、生音の響きがよいねという話になり、ギター以外はほぼ生で構成。映像の投影も、当初はスクリーン投影を予定していましたが、それでは小さいしムードが壊れるということで、壁面フルサイズに拡大、さらにずっと小さく光の弱いスライド式の旧式プロジェクターを使ったりもしました(ガシャガシャ言うアレ)。
展示に関しては、ポスターでありキービジュアル、さらにアルバムジャケットでもある、六本木ヒルズA/Dギャラリー「くらやみ村 森のおばけ」展のために制作した絵「3月のぼうや」をメインに据えました。展示といってもヴァンジさんの彫刻をどかしたりすることなく、ささやかに設営。
前半はお客さんが心配になるほど、静かにひとりで演奏。合間には松井みどりさんとのトークを挟み、音楽と展示の在り方を伝えた上で、後半はサポートが合流し楽しく演奏。1時間半、20曲以上を演奏するのは初めてのこと。入念な準備もしましたが、当日リハ後のアイデアで、アンコールを「歌」で〆る(歌ったのはぼくではありません)という、突発的な内容もあり、入念な準備とハプニング性、コンサートと展示に意味を与えるガチなトーク、盛りだくさんながらシンプルで一貫したコンサートになりました。
これもクレマチスの丘のサポートあってのことと思います。「過去を参照すると、名のある音楽家のみなさんばかりなのに、果たしてDJまほうつかいでいいのでしょうか?」と不安になりつつも、わざわざ呼んでいただいたのだから素直にやるしかないね!と、気持ちよく挑戦することができたし、とにかくやりきった感ありました。子ども連れ(下の男の子)で下見に行ったり、家族四人でゲストハウスに泊まり込んでコンサートに臨んだことも良い思い出。そういう関わりが、すべて良い方向に働いた気がしています。
セットリストは以下。
1.improvisation
2.Don't Be So Sad
3.Don't Let Me Meltdown
4.windandwindows
5.Last Summer
6.Guillotine
7.Hollow
8.Before I Forget
9.Magica
10.Misery
11.Afternoon tea
12.La Jetee
13.I Know What You Did Last Summer
talk
14.improvisation(Gt.石塚周太)
15.Ghosts in the Forest(Gt.石塚周太 Sax.吉田隆一)
16.Last Summer(Gt.石塚周太 Sax.吉田隆一)
17.in March(Gt.石塚周太 Sax.吉田隆一)
18.All those moments will be lost in time(Gt.石塚周太 Flute.吉田隆一)
19.Alphe Centauri
20.Jupiter
21.Clematis
encore
21.Clematis(Gt.石塚周太 Sax.吉田隆一 Vo.木下美紗都)
22.Ghosts in the Forest(Gt.石塚周太 Sax.吉田隆一Vo.木下美紗都)
とうわけで、アンコールはサポートの石塚くん、隆一さんに加え、楽器を貸してくれた木下美紗都さんが飛び入り参加。書き下ろした「クレマチスの丘」のテーマ曲でまとめました。澄んだ歌声で、美しくコンサートに幕を下ろしていただきました。感謝です。ご来場のみなさまに楽しんで、また考えていただけたなら幸いです。ありがとうございました。
で、コンサート&展示を終えて、なんと意外なことに、作品が美術館に所蔵されることに!こういう展開もあるんですねー。うん!人間、素直がいちばん。アルバム発売中だーーーい。
レーベルHEADZ
CINRAのグッズ
びてちょーさん記事
温室テラン・ヴァーグ記事
週刊文春の記事
音楽ナタリーの記事
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2015.08.07
8月「DJまほうつかいの夏休み」
ご無沙汰しています。
今年はせかまほ10周年ですが、特に刊行物がない・・・すみません。来年は文庫かなぁ?新作と一緒に。プー!(勝手に言っているだけ)
ま、せかまほはともかく、ディエンビエンフー12巻や、15年ほどになる絵のお仕事をまとめた画集を含め、三冊が年内ギリギリにリリースされるはず。地味日コツコツ進めています。どうかご安心&ご期待ください。
また、マンガでも音楽でもない仕事も動き始めています。最初の8文字までがせかまほと一緒なアレ です。ま、ゆるく・・・ゆるく・・・
でもって、8月の予定なのですが、今月唯一のリリースは例によって「DJまほうつかい」です。音楽活動は実はせかまほ刊行時に始まっているので、実は10周年。PCで強引に音楽を繋いでいた僕も、10年が経ち、シンプルなソロ・ピアノ演奏になりました。単行本は今年後半ですが、この夏は、8月はぜひDJまほうつかいの活動をチェックしてみてください!
VIDEO
DJまほうつかい(西島大介)初のソロ・ピアノアルバム『Last Summer』発売
WEATHER 066 / HEADZ 207
価格:[税抜価格 2,300円]+税
2015.8.12 on sale
http://www.faderbyheadz.com/release/headz207.html
8月15日(土)クレマチスの丘ヴァンジ彫刻庭園美術館
CANDLE NIGHT 2015 DJまほうつかいピアノコンサート 「すべてがちょっとずつ優しい世界」
http://www.clematis-no-oka.co.jp/
8月16日(日)温室
TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.6、vol.7
『Last Summer』リリース記念 都市の空き地で奏でる音楽と花
http://terrainvague2015.blogspot.jp/
8月18日(火)新宿PITINN
「blacksheep 10周年記念・4th アルバム『+ -beast-』先行発売記念 昼の部・夜の部、ぶち抜きパーティ!」
https://www.facebook.com/blacksheep.info/
クレマチスの丘は四つの美術館&四つのレストラン、花園やミュージアムショップなどからなる静岡県三島の総合施設。一日ではとても回りきれない規模でした。ライブ会場となるヴァンジ庭園彫刻美術館は、イタリアの彫刻家ヴァンジのコレクションの展示と現代美術の展示からなる美術館で、花に囲まれた庭園は遠征するに値する素晴らしい環境。僕も家族で一週間ほどゲストハウスに滞在し、クレマチスの丘をめぐりながら、ゆっくり時間を過ごしてみようと考えています。映像を駆使しつつ、基本はソロピアノ、サックスやギターも絡む、責任重大なワンマンライブです。CANDLE NIGHT 2015 の過去の出演者と比べても、DJまほうつかいは大抜擢と言えます。でもまあ、素直にやるしかないですね。遠征あるのみ、ぜひ来てください!
翌日の「温室」は神保町にある植物に囲まれたこれまた美しいスペース。アルバムリリースについてのトーク、DJまほうつかいのまほうつかい抜き(ピアノがないから僕の曲をサックス&ギターに演奏していもらう)という初めてのセット。お花とのコラボレーションもあります。一番距離が近いイベントなので、ぜひ。
でもって18日は、過去二枚のジャケを担当したblacksheepのリリースパーティ。あの新垣隆さんも登場ということで、とにかくすごく変わったイベントになると思います。西島はピアノ+アイドルの「鍵盤と偶像」セット。まほうつかいも10周年、黒羊も10周年。ニューアルバムではキャラ原案とストーリーを担当しています。
また、大阪FLOATでは、デビューから三枚目までお世話になったレーベルcommune discの展示があります。西島は会場にいませんが、鬼レアアイテム放出&展示をしていますので、関西の方、ぜひ。
http://float.chochopin.net/
さらに、8月29日30日には日本SF大会が米子で開催されます。SF大会関連上映として脚本・出演・コミカライズを手掛けた『世界の終わりのいずこねこ』と、『BELLRING少女ハート6次元ギャラクシー』が、ガイナックスシアターで上映。西島はSF大会にも参加し、大森望さん塩澤快浩さんとの「世界の終わりのいずこねこ』とは何か?~SF×idol映画の最前線」「西島大介(ミイケ先生)のお茶会」「サイン会」などに参加する予定です。詳しくは下記サイトを。
http://www.comecon.jp/ja/top.html
http://www.s-rem.jp/sfxidol/
静岡、東京、大阪、そして米子。夏休み、ですね。
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