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特別授業3.11 君たちはどう生きるか

特別授業3.11 君たちはどう生きるか

3.11で何が問われ、何を学び、どう生きるのか。これからを担う10代から20代に向けて、素晴らしい先生方による全9教科の紙上特別授業。豊富な注釈、資料データ入り。

ISBN:978-4-309-61672-8
定価1,260円(税込)

国語・あさのあつこ
歴史・池澤夏樹
倫理・鷲田清一
地理・鎌田浩毅
政治・橋爪大三郎
理科・最相葉月
経済・橘木俊詔
保健・斎藤環
課外授業・田中優

ぼくらの裁判をはじめよう

ぼくらの裁判をはじめよう

「裁判なんて関係ない」って思ってない? 実は身近な裁判について、漫画や実際の事件の例を交えて分かりやすく解説。一般の人である著者が、みんなと同じ目線でその疑問に立ち向かった一冊。

ISBN:978-4-309-61671-1
定価1,260円(税込)

郷田マモラさん

郷田マモラさん

1962年三重県生まれ。フリーのイラストレーターを経て、93年に漫画家デビュー。07年「モリのアサガオ」で第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・大賞を受賞。他の作品に「きらきらひかる」「サマヨイザクラ」など。

14歳からの原発問題

14歳からの原発問題

「3・11」で原発の恐ろしさに気付いた著者が、小熊英二・鎌仲ひとみ・西尾漠・原発労働者ら6名の専門家を訪ね、原発についてイチから学ぶ。これからを生き抜くための「原発問題」入門。

ISBN:978-4-309-61670-4
定価1,260円(税込)

雨宮処凛さん

雨宮処凛さん

1975年生まれ。作家・活動家。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。以降、プレカリアート問題を中心に執筆。『右翼と左翼はどうちがう?』『小心者的幸福論』等、著書多数。

からだと心の対話術

からだと心の対話術

「完璧なストレッチより好きな人と1分背中を合わせる方が、からだはずっと柔らかくなる」。「コンドルズ」を主宰する著者が、コミュニケーションで役立つからだの使い方を教える一冊。

ISBN:978-4-309-61669-8
定価1,260円(税込)

近藤良平さん

近藤良平さん

1968年生、ダンサー、振付家、ダンスカンパニー「コンドルズ」主宰。NHK『てっぱん』振付けや「サラリーマン体操」「からだであそぼ」等で活躍。2004年第4回朝日舞台芸術賞・寺山修司賞を受賞。

学校では教えてくれないお金の話

学校では教えてくれないお金の話

「お金って何?」「モノの値段はどう決まる?」「お金がなくても幸せに暮らせる方法」「一番もうかる職業は」…… など知っておきたいお金のあれこれを話題の流通ジャーナリストが楽しく伝授!

ISBN:978-4-309-61668-1
定価1,260円(税込)

金子哲雄さん

金子哲雄さん

1971年4月30日千葉県生まれ。慶應義塾大学卒業後、株式会社ジャパンエナジーに入社。独立後は独自の取材と切り口で、流通ジャーナリスト兼プライスアナリストとして、TVや雑誌などの各メディアで活躍。

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2011.08.18

時々はむかしの本を ‐『COSMOS』‐読書案内

「星を戴きて往く(ほしをいただきてゆく) 」ということわざがあります。

星がまだ消えていない夜明け前に、家を出る。朝早くから出かける、から転じて「何かに一生懸命頑張っている」「一筋に精励している」ことを指すそうで、くちずさめばなんだか涼しそうな語感です。暑さで朝目が覚めるので、不本意にも早々と会社に行ってしまうこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

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星といえば三大流星群の一つ、ペルセウス座流星群が先週見頃だったので、ご覧になった方も多いかもしれません。村山斉さんの『宇宙は何でできているのか』(幻冬舎新書)や、惑星探査機はやぶさの帰還で、今年から来年にかけて宇宙ブームなのだそうです。新聞や普通の雑誌でも当面は特集がいくつも組まれ、宇宙に関する仕事を多くされているライターの方は立て続けの依頼に「まさに宇宙バブル」と仰っていました。

『COSMOS(コスモス)』という本があります。
cosmos.jpg

著者は今からちょうど35年前、1976年の夏から秋にかけて、バイキング火星着陸船チームの一員として100人ほどの科学者たちと火星の探検に携わった、NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査指導者、アメリカの天文学者兼SF作家、カール・セーガン。その本は、私たちははるかな宇宙(COSMOS)から生まれ育って来たとして、惑星、太陽、恒星、銀河などへの探検をテーマとしているけれど、それに留まらず、科学とは何か、“知る”とはどういうことか……などについて、神話を引用しながら科学者らしからぬ熱のこもった筆致で綴った一冊で、同名のテレビ番組が日本でも一世を風靡し、1980年当時の宇宙ブームを巻き起こした名著として知られています。
「天文学者が、NASAを導く人がそんなこと言っていいの?」というくらい、ともすると宇宙人の話なども時々出てきてドキッとします。

私は大学時代、昼下がりの神保町の古書店でこの文庫本上下を見つけ、コーヒーショップか何かで本を広げたらあっという間にわくわくと引きずり込まれ、お店を出た時には文字通り星の瞬く(曇っていましたが)時刻になっていました。
いま改めてページを繰ると、当時は目に入らなかったこともずいぶんあります。

「科学の本質は、自己修正的であることだ。新しい実験の結果や、すぐれた考えが、たえず古い謎を解いてゆく」として、カミオカンデで知られる素粒子ニュートリノやクォークについても触れられていました。
 自然科学の本などは特に、科学は更新されていくものだから、過去の本にはまちがいも含まれている、と思いがちですが、科学がどんどん細分化され、専門化されて分かりにくくなっている! と、ぼやきがちな昨今だからこそ、もやもやと “なんだか分からないもの” に対して、大胆に切り込んでいく姿は真摯で劇的で、夢中になってしまうのかもしれません。

ちなみに火星の姿を初めて見た当時、
「火星の風景は、足ががたがたふるえるようなものだった。そのながめは、息をのむほどのものだった」
と書かれています。火星は当初、間違って「青い」と発表されていたので、余計にその後に修正された「ピンクと黄色のまじった色」が衝撃だったのです。

Mars.jpg

「どこかで 信じられない何かが 知られるのを待っている」
という彼の言葉が残されています。
なぜそれを研究するのか、人にとってどう大切なのか。何かの始まりにはいつも、それを選び育てていく葛藤や誇りみたいなものがあります。その初心に触れ、輪郭を知り、エネルギーを取り込んで、さてさて自分はどうしたいのだったかな…と、いまに向き合うと、歴史に背を押されて背筋も伸びるような気がしました。

※『COSMOS』は現在絶版のため図書館でぜひ…

(編集部 MT)

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