2008.03.12
【お悩み相談室】この季節特有の病といえば生きる
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【質問】
花粉症がひどくて毎日泣いてます。でも隣の上司は花粉症に縁がなくて、「たいへんですね」とはいうものの、どうでもよさそうです。いまさら神様に文句を言う気もないけど、この不公平、どうにかならないものでしょうか。
(26歳 ハナコ)
【回答】
すいません。私も花粉症ではありません。私は、皆が苦しんでいるのを心であざ笑うほどひどい人間ではないけど、この期間、ちょっと優越感があるのは本当です。人間っていやなものですね。
経済の格差は政治や経済のせいでおこったから、政治や経済で解決はできます。出来ていないとしても原則的には出来るはずです。でも病や障害はそうではありません。公害病に典型的なようにあきらかに社会や政治に起因する病はありますが、一度かかったら企業や政府に補償を要求することはできても(もちろん補償はなされるべきです)、格差のように解消はされません。ではなぜ彼や彼女だけが苦しむのか。そう、花粉症でハナコさんが問おうとしていることはとても重たい問題なんです。ハナコさんも思わず神様と言ってしまったように、宗教が人々を引きつけ続けているのも、ここにかかわっています。ただ宗教に向かう前に、病や障害の原因が先の公害病のように誰かの誠実さや努力によって回避できるか、あるいかかかってしまったら補償できるかをはっきりさせなければなりません。でも人ができるのはそこまでなのです。ただなぜ私だけが、あるいは彼・彼女だけが苦しむのか、という問いは決して消えることはないし、消さなくてもいいのです。
(ハルマサ編集長)
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公害という経験はそれまで誰も疑問に思わなかった経済成長というもの、さらに大げさに言えば近代を反省するきっかけになりました。その中で生まれた文学作品の中でもとりわけ名作と言われているのが石牟礼道子の



