2013.08.05
「All those moments will be lost in time EP」の思い出・・・
DJまほうつかいの新しい音源『All those moments will be lost in time EP』が8月7日HEADZよりリリースされます。HEADZ180としてのフィジカル盤と、windandwindows02としてのiTMS配信の二種類。既に情報はレーベルのサイトなどに上がっていて、「すべちょツアー2013」と題されたリリースツアーも昨夜の四国観音寺市での演奏を終えてちょうど折り返し、次回は新宿PITINN・・・といいつつも既にツアー追加公演「DJまほうつかいFES」も決まっている謎。
「マンガ家なのに音楽」「DJなのにピアノ演奏」「最新のプロジェクトはピアノ超えて盆踊りDJ」と、とにかく前提となる歴史と活動状況が伝わり難いDJまほうつかいのすべてを伝えることは困難過ぎてほぼあきらめていますが(これは西島の活動全般に言えることでもあります)、ことHEADZリリースの理由、そして予告編YOUTUBE第一弾に関してだけはせめて「せかまほBLOG」くらいには書き記しておこうかなと思います。
この映像の冒頭のライブシーンは、2008年12月HEADZ主催の「ポ・祭り」という二夜連続イベントで、西島は批評家としてのトークと「DJまほうつかい無敵BAND」としてのライブ演奏の2コマで出演していました。「無敵BAND」という名称は、X JAPANの合体バンドに由来し、この日のライブはHEADZを中心とするエレクトロニカ・音響シーンの和やかながら停滞感のある状況をヴィジュアル系の「気合い」で終わらせるというテーマがありました。「HEADZの代表である佐々木敦さんをステージ上でXジャンプさせれば何かが変わる」と考えそれを実行したわけです。
(ここら辺の事情は赤身レコーズのMetaltronicaライナーノートやOTOTOYのロングインタビューに詳しい)
映像には出演者を巻き込んだ形での総勢11名による「DJまほうつかい無敵BAND」のメンバーは、コアとなるバンドメンバーの6名に、イベント出演者が加わったもの。当日ステージに上がってくれた人は以下。
youkiss(Gt)
結衣(Gt)
shun(Ba)
メガネ(Dr)
郷(detune.)(Vo)
西島大介(Key)
雨宮まみ(旗)
吉田アミ(旗)
冨田明宏(武器)
大谷能生(裸ダイブ)
佐々木敦(Xジャンプ)
懐かしいですね。現在はみなさんそれぞれ異なる場所で活躍されています。この日の暴れん坊スタイルのライブで会場O-nestの器材が破損。しかし、その時は悪いことしたなと反省するよいうより、「X JAPANみたいな伝説作ってやった」「ライブハウス出禁上等」とむしろ良い方向に考えていた僕ですが、結局イベント主催のHEADZさんに弁償代を持っていただくことになり、じわじわと申し訳ない気持ちが・・・。
それが5年前。
その風景を、現在のピアノ曲と、映画「ブレードランナー」からのテキストの引用で組み立てたのがこの映像です。ちなみにこの日の客席には、蓮沼執太さんがいたそう。EPのプロデューサーとして解説と帯コメントをいただいている蓮沼君がこの場にいたというのも感慨深いです。
そんなわけで5年が過ぎた現在、こうしてHEADZさんからEPをリリースできることを嬉しく懐かしく思うとともに、こうなったら少しでもEPの売り上げを増やして、5年前レーベルに背負わせた損失を少しでも返していきたいという気持ちがあります。予告編YOUTUBE第一弾は、かなり謎めいた、セルフドキュメンタリー映像にも見える内容ですが、そういった過去の出来事を5年の時を飛び越えてつなぐ内容にもなっています。
つまり何が言いたいかというと「DJまほうつかいEP、ついにHEADZより発売!買ってくれー!」ってことです。よろしくお願いします。最後に映画からの引用で〆めます。
All those moments will be lost in time, like tear in rain.Time to die.
(そういった思い出もいつか消える…時が来れば…雨のように…涙のように・・・その時が来た)
(DJまほうつかい/西島大介)
【おまけ】もうちょっとわかりやすい曲サンプル動画
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