トップ  >  イベントレポート

イベントレポートカテゴリーの記事一覧

東日本大震災の被災者を対象に、「大人の塗り絵」体験教室を開催しました。

2011年12月2日(金)〜3日(土)の日程で、大人の塗り絵体験教室を行いました。
2日は岩手県釜石市・平田地区仮設住宅にて午後に1回、3日は宮城県気仙沼市・
五右衛門ヶ原仮設住宅にて午前と午後の計2回、開催いたしました。
 

講師は、風景画の塗り絵を数多く手掛けている門馬朝久さん。今回は奥様とご一緒に
ボランティア講師としてご同行頂きました。
東日本大震災のあと、打ち合せなどでお目にかかるたび、自分にもできることがしたい、
とおっしゃっており、今回このような形でご協力頂くこととなりました。
 
今回のためにそれぞれの開催場所にあわせた岩手県、宮城県の風景の塗り絵をオリジナルで
制作して頂いたものを教材とし、クーピーペンシル12色セットで彩色しました。
 
DSCF7667.jpg

 
1日目の釜石は、よく晴れていて、冷たい空気がピリッと気持ちを引き締めてくれたように思います。
こちらでの教室開催にあたって、岩手の書店さんである東山堂さんがご尽力くださいました。

DSCF7654.jpg 
DSCF7647.jpg
 

デイサービスに通っている方などを中心として、20名あまりの方にお集り頂きました。
その中には98才の方もいらして、昔話をしながら塗り絵に取り組んでおられた模様。
みなさん本当に熱心にご自分のペースで塗っていて、あっという間の2時間でした。
最後に出来上がった作品をホワイトボードに展示すると、「私が一番上手!」との声が
あちこちから…。同じ絵柄ながら、色遣いやタッチなどで雰囲気がけっこう変わります。
どれも素敵な作品に仕上がっていました。
 

DSCF7650.jpg

 

2日目の気仙沼は、この時期にしては暖かく、朝からシトシト雨が降っていました。
午前中、「テニスコート集会所」で開催した塗り絵教室は、畳のお部屋に座布団で
アットホームな雰囲気。
この教室より、シンセサイザーを演奏する藤沢さんが合流してくださり、教室のあいだ
じゅうバックミュージックが流れ、皆さん塗り絵を塗る手もはかどったようです。
噂を聞きつけてくださったのか、途中参加の方もちらほら見え、集会所はぎゅうぎゅう
でしたが、何とかスペースをつくり、皆さんに参加して頂くことができました。
塗り絵教室を終えたあとは、お茶にお菓子をつまみながら、みんなでクリスマスソング
を歌い、一足はやめのクリスマスパーティになりました。
 

DSCF7666.jpg 
DSCF7682.jpg 
DSCF7656.jpg
 

午後からは、「野球場集会所」にて開催しました。
午前中よりは広い会場で、椅子席も用意することができましたが、雨が本降りになって
きてしまったこともあるのでしょうか、午前中よりは参加者の方も少なめです。
しかしながら、皆さん大変熱心にとりくまれて、門馬先生にも「木にピンク入れちゃったけど
これで本当にいいの?」「私の、何だか色がぼや〜っとしてるんだけど?」などと質問し放題、
ちょっとしたコツを教えてもらい、楽しんで頂けたようでした。
 

DSCF7675.jpg
 

実はいまから約2ヶ月前、この同じ集会所にお邪魔したことがあったので、
お元気なお顔を再び拝見できた方もいらっしゃいました。
「久しぶりに楽しい時間だった〜!」「続きちゃんとやってみるからね!」と
帰り際に皆さん声をかけてくださり、とても嬉しかったです。
 

DSCF7678.jpg 
DSCF7551.jpg
 

あっという間の2日間でしたが、皆さんと一緒に塗り絵をすることができましたこと、
深く印象に残るひとときでした。
 
 
季節は秋から冬に変わり、寒さが本格的になるにつれて室内にいる時間も多くなりますが、
時には誰かと塗り絵をしてみたり、一緒に楽しむ時間を過ごすのもよいかもしれません。
 

門馬さんの新刊、2011年12月刊行の『大人の塗り絵POSTCARDBOOK 心に残る東北の風景編』と
2012年1月刊行予定『やさしい大人の塗り絵 心のふるさと東北の風景編』の売上の一部を使い、
被災者の方々へ向けて、今回の活動の他、今後もさまざまな活動を行ってまいりたいと思います。

「船橋一泰の祭り絵展」に行って来ました

『大人の塗り絵 日本の歳時記編』『日本の祭り編』等でお馴染み、祭り絵師として活躍をされる船橋一泰先生の活動10周年記念として行われた「船橋一泰の祭り絵展」に行って来ました。

0.JPG

1.JPG
会場は、東京・神田神保町の三省堂書店本店内。入口にも告知がされていました。
絵大.jpg

中1.jpg

会場内はこれまでに描かれた作品がずらっと飾られていました。壮観です。

躍動感の溢れるダイナミックな様子と、人物の後ろ姿は時間が止まったような静謐さがあり、
来場者の方も引き寄せられるように見入っていました。

中2.jpg


帰りにお土産として、手頃な価格でポチ袋やハガキ、団扇などの販売コーナーもありました。
近くでお店をもつ方などが、ちょっとしたご挨拶のためにまとめて購入されてもいくようです。

葉書.jpg

船橋先生は来場者の方へのご対応の合間にテレビやラジオの取材を受けられたりと、お忙しそうでした。
船橋さん.jpg
「11月に新刊『大人の塗り絵POSTCARDBOOK 日本の四季の風物編』が出ますよ!」
そうなんです。船橋先生の待望の新刊がもうすぐ出ますので、ぜひお楽しみに!

町中で時々見かけるギャラリーなどでも、ふと入って見ると思いがけず素晴らしい作品と出会うこともあると思います。
芸術の秋、散歩ついでに絵画鑑賞などで観る目を磨くのも楽しいかもしれません。

479px-Autumn_Ginkgo_Leaf.jpg

船橋一泰先生の「大人の塗り絵」教室 盛況でした!

祭り絵師・船橋一泰先生の展覧会に合わせて行われた「大人の塗り絵教室」が、盛況のうちに終了しました。

今回皆さんで塗ったのは、『大人の塗り絵 POSTCARDBOOK 日本の縁起物編』に収録した「熊手」です。

最初に遠近法や彩色のコツを手書きの図で説明した後、
24色の色えんぴつを使っていよいよ塗っていきます。
funa_3.jpg

「皆さん、お化粧をしなれているだけあって、おかめの口紅が綺麗に塗れてますね!」
等々、船橋先生のやわらかいトークのおかげもあって、
とても和やかな時間でした。
下塗りなど基本となる色は皆一緒ですが、
少しずつアレンジを加える方もいらっしゃいました。

funa_4.jpg
お友達同士で仲良く挑戦するのも楽しいですね。
「ちょっとあなた、上手じゃない?」
「この色がうまく出ないのよ〜」
なんておしゃべりしながら、手もしっかり動かして行きます。

初めての方がほとんどだったようですが、思い思いの彩色で、素晴らしい作品が仕上がりました。
背景.jpg

塗り方についてのご質問もたくさんいただきました。
一度教わると自信がついて、自由に塗って行ける気持ちになるのかもしれません。

船橋先生の原画に囲まれての塗り絵教室は、なかなか貴重なシチュエーションで、
皆さん帰りにじっくり作品をご覧になって帰られました。

funa_1.jpg

先生、お疲れ様でした。
(来場者の方へのご対応の合間にテレビ、新聞の取材をこなされ、
 お忙しいご様子でしたが・・・最後にビシッとキメて頂きました!)

11月には船橋一泰先生の新刊
『大人の塗り絵POSTCARDBOOK 日本の四季の風物編』が刊行されます!

またご案内しますので、どうぞお楽しみに。

7/28(木)デイサービスでのピーター塗り絵教室

残暑厳しい毎日が続いております。
さて、先日世田谷区にあるデイホームにお伺いし、「大人の塗り絵」塗り方講座のデイサービスの様子を見学してきました。

講師は、サクラクレパス認定講師でもある須貝光一郎さん。気さくなお人柄と親しみがこもったアドバイスで人気の先生です。塗り絵は、ピーターラビット。キョトンと立っている様子が可愛らしい絵柄です。
DSCF7475.JPG

皆さん、大人の塗り絵の醍醐味である“重ね塗り”に、熱心に挑戦しておられました。例えば、青い上着は青一色で塗るのではなく、水色やピンクなども塗り重ねて深みを出しています。ちょっとした色選びや塗り方によって、仕上がりが大分変わってきます。

黙々と塗り続けたり、隣の方とおしゃべりしたり、先生と一緒に塗ったり…
あっという間に1時間がたち、個性豊かな素敵なピーターができあがりました!
DSCF7484.JPG

次の5件 | イベントレポート