2012.04.01
大友克洋(せんせい)と世界の終わりの魔法使い
プー! といわけで、久々ちゃんと「せかまほ」の話題です。
「大友克洋GENGA展」開催。「マンガ家」としての大友先生に注目が集まっていて、一ファンとして嬉しい限りです。展覧会も行きたいよー。
さて、多くのマンガ家たちに影響を与えた大友ワールドですが、西島も当然強い影響を受けています。「美術手帖」のインタビューや「ひらめき☆マンガ学校」で語ったかもしれませんが、僕はもともと大友絵を描きたくて、しかしリアルなキャラクターや背景を描写できず、結果的に「大友的レイアウトの中にシンプルキャラを配置する」という表現画法に至っています。
最もわかりやすい作品が『世界の終わりの魔法使い』。爆発、ビルの倒壊、舞い散る破片、飛び散る肉体、ゆがむビーム。アニメーション的な躍動感のある絵作りは、「大友空間にシンプルキャラを配置」の実践に他なりません。マンガのコマの連続を映像的にコントロールするすべを、僕は大友作品から学びました。
というわけでこの画像、『童夢』のチョーさん見開きのオマージュなんですよ。知ってた?
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