2011.03.22
全30巻、ついに完結!
この度の「ロード・ジム」をもって「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」全30巻がついに完結しました!ながらくご愛顧くださいました読者様、書店様、本当にありがとうございました。最終回配本の「ロード・ジム」は海洋冒険小説の傑作!柴田元幸さんの新訳決定版で贈ります!
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この度の「ロード・ジム」をもって「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」全30巻がついに完結しました!ながらくご愛顧くださいました読者様、書店様、本当にありがとうございました。最終回配本の「ロード・ジム」は海洋冒険小説の傑作!柴田元幸さんの新訳決定版で贈ります!
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第29回配本「苦海浄土」は本全集で初の日本文学の長篇作品です。「まずもってこれは観察と、共感と、思索と、表現のすべての面に秀でた、それ以上に想像と夢見る力に溢れた、一個の天才による傑作である。読むたびにどうしてこんなものが書き得たのかと呆然とするような作品である。」(池澤夏樹 月報より)
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「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」が第64回毎日出版文化賞の企画部門を受賞いたしました。
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昨年公開され話題になった映画「英国王給仕人に乾杯!」の原作です。読んでから見ても、見てから読んでも楽しめます!
英国王給仕人に乾杯!
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『黒檀』は旧ポーランド領ピンスク生まれのジャーナリスト、カプシチンスキによるルポルタージュ文学の傑作の初訳です。深い洞察力でアフリカの人びとに迫ります。
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人が一人では生きていけないように、文学は一冊では成立しない。
一冊の本の背後にはたくさんの本がある。本を読むというのは、実はそれまでに読んだ本を思い出す行為だ。新鮮でいて懐かしい。
そのために、「文学全集」と呼ばれる教養のシステムがかつてあった。それをもう一度作ろうとぼくは考えた。
三か月で消えるベストセラーではなく、心の中に十年二十年残る読書体験。
その一方で、それは明日につながる世界文学の見本市、作家を目指す若い人々のための支援キットでなければならない。敢えて古典を外し、もっぱら二十世紀後半から名作を選んだのはそのためだ。
世界はこんなに広いし、人間の思いはこんなに遠くまで飛翔する。
それを体験してほしい。
ケルアック「路上」の新訳から始まる、と聞いただけで、この全集自体の持つ旅感に胸が踊る。リストを見て、おお、おお、と、九回も声をあげた。これらの名作たちが、かつて、かの「海外小説選」を刊行した河出書房新社と、池澤夏樹という、風変わりな天然石のような文学者によって、一冊ずつ丁寧に編まれ、新しく書物として本屋さんにならぶ、と思うとただもう嬉しい。「新鮮な」文学全集というものを、ひさしく見たことがなかったからだ。
誰もが一応文句のない作品を並べた無難な全集ではなく、一個人の愛情と情熱と偏見とに貫かれた、編者の顔が見える世界文学全集。そりゃあ、ろくでもない一個人の愛情や偏見では困るが、池澤夏樹のそれなら歓迎である。20世紀後半の作品を中心にしたセレクションは、これまでに出されたどの世界文学全集とも違っていて、新しい。もちろん新しさ自体はかならずしも価値ではないが、この新しさは確実に価値である。